システムの基本概念
本システムは、現預金、買掛金、未払金の厳密な残高管理を省き、資金の出入りをすべて「事業主勘定」に集約する独自のロジックを採用しています。これにより、銀行口座等との面倒な残高突合を行うことなく、確定申告に必要な帳簿を作成できます。
初期設定(設定タブ)
使い始める前、または新年度の開始時に確認・設定を行う画面です。
開始仕訳(期首残高)の入力
前年末の決算書に基づき、期首の残高を入力します。事業開始時に引き継ぐ資産がある場合もここに入力します。システムの性質上、売掛金、事業主貸、元入金、青色申告特別控除前の所得金額以外の科目(現預金など)への入力は推奨していません。
前年売掛金の回収入力
前年に発生し、本年に入金された売掛金がある場合に入力します。前年データから自動連携されている場合は入力不要です。
貸借バランスの確認
画面下部で資産合計と負債・資本合計が一致しているかを常に確認できます。差額がある場合は赤字で警告表示されます。
全データの初期化
データの不整合をリセットしたい場合などに、すべての入力データを消去して真っ新な状態に戻します。実行の際は十分にご注意ください。
日々の記帳(売上・仕入・費用タブ)
日々の取引は目的別に3つのタブに分けて入力します。
売上帳
売上日と入金日を分けて入力します。まだ入金されていない場合は「未定」を選択します。
売上先は一度手入力すると、次回以降はプルダウンから選択可能になります。
仕入帳
商品の仕入を入力します。勘定科目は裏側で自動的に「仕入高」として処理されるため、科目の選択作業は不要です。
仕入先もプルダウンでの自動選択に対応しています。
費用帳
毎月の経費を入力するマトリクス表です。列ごとに任意の名称(例:スマホ代)を設定し、正規の勘定科目(例:通信費)を紐づけます。列の追加・削除も自由に行えます。
経費の事業用按分について
費用帳の各列で「按分:有」に設定すると、画面上部で入力した「事業用按分比率」が自動的に掛け合わされます。プライベート分を差し引いた金額のみが経費として計上される仕組みです。
期末の処理
棚卸
本システムでは日々の入出庫管理を行いません。12月31日時点での実地棚卸(期末在庫の金額)を計上することで、売上原価が自動計算されます。
有料機能(青色申告・帳票タブ)
青色申告
入力されたデータに基づき、青色申告決算書に必要な売上、経費の集計、貸借対照表の数値を自動算出します。
※具体的な数値を閲覧し、e-Tax等へ転記するには有料購読が必要です。
帳票の閲覧・出力
損益計算書、貸借対照表、仕訳帳、総勘定元帳を閲覧・出力できます。
青色申告データおよび各帳票の具体的な数値を表示するには、年間2,000円(予定)の有料購読が必要です。未課金状態ではフォーマットのみが確認できます。